変貌するブランディング

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論文-シティプロモーションから、プレイスブランディングへ

要約
 地方自治体のシティプロモーションが注目されている。1990年代以降の地方分権改革,近年の地方創生,観光振興の流れをくむものであり,「ゆるキャラ」ブームや自然災害からの復興,また情報通信技術の発展もそれを後押ししている。
 一方,海外における「地域」や「場所」に関するマーケティングやプロモーションの研究は,「プレイスブランディング」というカテゴリーに統合されつつある。
 現在の地方自治体のシティプロモーションは,事務分掌上の定義が不明瞭であることに加え,定住人口の維持や増加を目的とするなど,その実現可能性に疑問がある。その解決には,シティプロモーション部門の事務分掌の適正化,目的の見直し,脱行政区域の発想が必要とされる。
 そこで,直近の改善策として,「シティプロモーション」ということばそのものの見直し,人口関連ミッションの再整理,地方自治体におけるシティプロモーション活動のマネジメント改革を提案する。また,中長期的には,マーケティングメソッドやツールの一層の活用,プレイスブランディングの視点の導入を推奨したい。

 

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